杉と和紙で作る
ときがわの立体標本
森の散策の中で見つけた森の恵みを和紙に漉き込み、杉のフレームに収めるワークショップ。
森ツアー、和紙漉き体験、木工体験をお楽しみいただけます。作ったフレームはお持ち帰りいただけます。
ワークショップ概要
1300年以上も「木のまち」「建具の里」として歴史を積み重ねた「ときがわ」。まちが誇るプロフェッショナルたちと「ときがわ」の魅力を半DIYの形で楽しむ体験型ツアーです。
まずは、木材を知り尽くしたプロと一緒に森へ行きましょう。森にはあなたの知らない魅力がたくさん。その中から、あなたが「コレ」と思ったものを集めてみてください。「葉」はもちろん「枝」「木の実」「小石」「きのこ」でも大丈夫。
次は、和紙職人と一緒に、森で採取した素材を和紙で漉き込む体験です。手間のかかる工程で、儚い柔らかさがありますが、和紙はコピー用紙とは異なり1000年は持つと言われています。
最後は、木工職人の指導のもと、杉のフレームの「浮づくり」体験にチャレンジ。森で拾った素材がスタイリッシュな標本へと生まれ変わります。
森と共に生きてきた「ときがわ」を知る、素敵な5時間です。
1日の流れ
10:00〜15:30までのたっぷりと「ときがわ」の魅力に浸れる時間です。
10:00 春の森をフォレストハンティング♪
森の標本採集を行いましょう。
木材のプロと「ときがわの森」をハイキング。樹木の育ち方、見分け方、ときがわの人々の暮らし方などの話は知らないことばかり。上を見たり、下をみたり、あなたが感じる「森」を集めましょう。
12:00 昼食
お腹をすかせたみなさんをお待ちしているのは、ときがわの旬の食。冬は「ひもかわうどん」、春は山の幸・山菜を中心としたランチ、夏、秋はときがわのお母さんたちがつくった「里山弁当」など。何がでるかは当日のお楽しみ。
13:00 和紙で標本作り
森で採取したものを和紙で包みましょう。
みなさんは和紙が何でできているかご存知ですか?和紙は数十年の耐久性しかないコピー用紙とは異なり1000年以上も持つのです。素材のコウゾやトロロアオイの優しい感触に自然の心地よさを感じます。
森で採取してきた素材を和紙でコーティングします。1枚漉いた和紙の上に素材を置いたら、上からもう1枚の和紙を置く。厚さのあるものなら上から溶かしたコウゾをかけてみましょう(写真)。どれを標本にするか、悩みますよね。今回は2枚の和紙を漉いていただきますよ。
14:30 木工体験
伝統工法「浮づくり」を体験しましょう。
杉の年輪には「夏目」と「冬目」があります。アイアンのブラシでこすると柔らかい夏目は削れ、冬目が浮き立ちます。最後にミツロウで磨くとスタイリッシュなフレームに変身。木の年輪と無心に向き合うひと時です。
15:00 標本とフレームを合体
フレームには伝統工法の「けんどん」が仕込まれています。これは釘やノリを使わなくても、板を挟み込むことができる「建具の里ときがわ」ならではの技術。襖をはめ込む要領でやってみましょう。
15:30 完成
自分だけの森時間フレームをお持ち帰りください。
森の標本「ときがわ森図鑑」の完成。ご自宅のリビングなどに飾れば、見るたびに「ときがわの森時間」を感じることでしょう。
予約お申込み
集合
9:50~10:00にお集まりください。10時からスタートします。
現地に近づくほど急カーブが連続する道路(舗装路)となります。時間に余裕を持って安全運転でお越しください。
ときがわ町HP堂平天文台「星と緑の創造センター」も参考にご覧ください。https://www.town.tokigawa.lg.jp/info/27
費用
和紙は2通りデザインして漉くことができます。
持ち物と服装
軽いハイキングをします。汚れてもいい歩きやす靴で。
ときがわ森図鑑プロジェクトチーム
ときがわ町のプロフェッショナル集団とまちづくりや観光、建築家などの外部のプロフェッショナルたちが集結したチームです。このプロジェクトは、「ときがわ町の自然と共生する暮らし」を体感いただけるワークショップを通して、ときがわ町のファンを増やしていくことを目指しています。
田中進さん
木材のプロフェッショナル
ときがわで生まれ、ときがわで育ち、ときがわの木材で生計を立てている田中さん。林業の活性化や木材の低温乾燥に取り組む革新的な担い手です。少年時代は「ときがわ」の山を駆け回っていたそう。みなさんの森ツアーではどんな場所に連れていってくれるのでしょうか。http://www.sainomori-tokigawa.jp/
井上大地さん
樹木の伐採のプロフェショナル
ときがわで生まれ、林業に従事されるお父様のもとで育ち、一度は都会で働いていたが、やっぱり自分も林業関係の仕事をしたいと、町の林業の技術習得研修を経て起業し、 山林管理・特殊伐採等の樹木の伐採の事業を行っている。また卓越した感性の持ち主で、キラキラした目で森の魅力を語ってくれるはずです。
金子岳志さん
樹木の伐採や作業道の開設などに携わる
谷野裕子さん
和紙のプロフェッショナル
数十年前に、和紙に惚れ込み「ときがわ」に移住した谷野さんはいまや日本が誇る伝統工芸士のお一人。国内はもとより海外からの相談が連日舞い込むのが楽しいそう。和紙を次の時代に伝えるためにあるゆる可能性を追求。和紙でこんなことができないか?ぜひ尋ねてみてください。
NPO木の家だいすきの会
家づくりや森と都市の交流を通して、森の保全や循環を。
ときがわ町とは数十年以上、里山保全活動や子ども向けの森林環境教育など、都市に暮らす人たちが森との交流を深める活動を通じて森林保全を図る活動を行っています。
ときがわネットワーク
ときがわを応援するプロフェッショナル集団
建築家、観光科学の大学教授、地域ビジネスプロデューサー、コーティネーター、ときがわ町役場、プロダクトデザイナーで構成されたプロフェッショナル集団。それぞれの得意分野をいかして「ときがわ」のために楽しく仕事をしています。
コロナ対策について
内閣府発行の「体験教室向け新型コロナウイルス対策ガイドライン」に沿って運営をしています。参加者のみなさまからのご協力も合わせてお願いいたします。
参加者のみなさまへのお願い
以下の方は参加をご遠慮ください。
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施設のコロナ対策について
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